小林氏は、「企業の社会的責任」（CSR)という考えが世界中で注目され始めていると指摘する。企業はもはや収益をあげるという義務を果たすだけでは不十分であり、CSRというような、企業と社会が共に持続的に発展するための取り組みを実践して行くことが必要である。欧米でも重視され始めたこのCSRを、経済同友会は先の企業白書で具体的な取り組み方と共にとりあげており、今後更に広めて行きたい、と小林氏は述べる。
英語の原文： "New Corporation Evaluation Standard to Revitalize Private Companies"
http://www.glocom.org/opinions/essays/20030512_kobayashi_new/

カーティン氏によれば、最近取り上げられている「パナウェーブ研究所」を名乗る白装束の集団はまだ犯罪は冒してはいないものの、その思想や行動様式はオウム真理教に非常に似ているので、日本国民の間に不安を引き起こしている。オウムがいまだに新しい信者を取り込んでいる日本の現状を見ると、国民の不安を取り除くような十分な制度が整備されていないと思わざるを得ないと、カーティン氏は警告する。
英語の原文： "New Religious Cults in Japan: Part One - Pana Wave Laboratory Cult Claims Japan's Fate is Sealed"
http://www.glocom.org/special_topics/social_trends/
20030512_trends_s36/

井口氏はこの新しい環境教育シリーズのパート１で、まず最近起こっている自然を破壊するような環境問題を概観し、特に、温室効果をもつ環境問題、酸性雨問題、オゾン層破壊問題、野生動物・生息地の破壊問題などを取り上げ、問題の状況を説明している。今後は、このような問題を理解し、対処するための環境教育の役割、特に自然博物館の役割などについて議論をする予定とのことである。
英語の原文： "Environmental Education: Part 1 - Environmental Issues"
http://www.glocom.org/special_topics/colloquium/
20030512_iguchi_environmental/