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注目記事 (2003/11/20)

Opinions:
 
国際教育の理想と現実の狭間で」 山澤逸平 (国際大学学長)
  
山澤氏は、国際大学の大きな財産は、世界40カ国から集まった150人の大学院生が全寮制のキャンパスで共同生活を送ることにあると言う。この学生達は、国籍・文化・宗教を超えて、グローバル化の中で専門職を求めるという共通目的を持っているが、相互に理解し高め合うのは実際にはなかなか難しい。大きな障害となるのは言葉であって、共通語を英語と定めたからうまく行くというものではない。これまでは、国内からの学生が減少傾向にあったが、日本でも高等教育への社会のニーズが増大してきており、グローバル・リーダーの養成という理念に基づいてプログラムを組んでいる国際大学の役目は長期的に追い風が吹いている、と山澤氏は述べる。
英語の原文: "Between the Ideal and Reality of International Education"
http://www.glocom.org/opinions/essays/20031120_yamazawa_between/
 詳しい記事
 
Debates:
 
「六ヶ国協議の見通し」
ラルフ・コッサ (CSISパシフィックフォーラム・プレジデント)
  
コッサ氏は、ブッシュ大統領が北朝鮮に対して攻撃しない代わりに核開発を放棄するという約束を取り付けるという方向で六ヶ国協議が再開されそうであるが、これからが長く難しい交渉になると警告する。特に日本、韓国、中国、ロシアの四ヶ国が米国の要求と歩調を揃えて北朝鮮に核兵器の放棄を要求する必要があり、それに対して北朝鮮が二国間でなく、韓国を加えた多国間の協定締結に応じることが朝鮮半島の平和の維持にとって必要不可欠であると主張する。
英語の原文: "Six-Party Talks Prospects"
http://www.glocom.org/debates/20031117_cossa_six/
 
Special Topics:
 
「日米同盟の再考:ラウンドテーブルとシンポジウム要旨」
宮尾尊弘 (GLOCOM情報発信機構長)
  
日米関係150周年を記念して、ジャパンソサエティ、日米協会および国際交流基金主催の国際会議(ラウンドテーブル)が11月4日〜5日に国際文化会館で開催された。2日間の議論は思った以上に活発で興味深いものであったが、その理由は(1)米国からネオコンを代表する論客が参加したこと、(2)中国からの参加者が日米同盟について批判的な議論を展開したこと、さらに(3)ジャーナリスト、学者、元大使など幅広い日本専門家が数多く参加して積極的に意見を述べたことである。それに対して、11月6日の公開シンポジウムの議論は、たった4人のパネリストでそれも日米の代表だけが参加したために、あまり興味深い議論の展開にならなかった。今後日米関係を論じる場合には、中国からの参加者を加えるべきと宮尾氏は結論付けている。
英語の原文: "Redefining Japan-US Alliance: Roundtable and Symposium Summary"
http://www.glocom.org/special_topics/activity_rep/
20031118_miyao_redefine/
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