GLOCOM Platform
debates Media Reviews Tech Reviews Special Topics Books & Journals
Newsletters
(Japanese)
Summary Page
(Japanese)
Search with Google
注目記事 (2006/1/16)

Opinions:
 
「京都議定書後に向けての動き活発化」
 佐和隆光  (京都大学教授)
  
  ブッシュ大統領は、温暖化ガス排出規制は米国経済に悪影響を与えると言うが、これは完全な間違いである。エネルギー節約技術の開発は、米経済を強化する。地球温暖化による気候変動は目前の現実であり、しかも加速している。
  クリントン元大統領は最近の演説で、京都議定書に反対しているのは米国政府であり、米国民ではない、と述べた。これは、新たな排出規制の枠組みを模索する人々を大いに勇気付けた。
  京都議定書を継ぐ枠組み策定が当面最大の課題である。発展途上国の参画を促すためには「共同実施」や「クリーン開発メカニズム」といった仕組みも有用であろう。
  一方、米国民は気候変動に対しブッシュ政権が無関心であることに不満を持ち始めているように見られる。米国民はこの問題に関しては大統領に対しもっと批判的になるべきだ。

英語の原文: "Post-Kyoto Wind Picking Up"
http://www.glocom.org/opinions/essays/20060116_sawa_post/
. Top
TOP BACK HOME
Copyright © Japanese Institute of Global Communications