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注目記事 (2004/1/5)

Opinions:
 
戦争の被災児たちを救う具体的提案」 猪口 孝 (東京大学教授)
  
猪口氏は、いま必要なのは、戦争の被害を受けて荒んでしまった人達の心を癒し、救うべく努力することであるとして、中でもその施策は特に子供達に重点を置くべきであるとする。そしてその具体的な企画として、一つは、平和な地域でそこの家族の一員として暫く過ごさせること、もう一つは、様々な分野の専門的知識を持つ教員を送り込んで、子供達の教育を行うことを提案する。特に後者は、戦争の被害を受けた地域で、被災者の生活を支えるための経済基盤を整備してゆくためにも重要である、と猪口教授は主張する。
英語の原文: "A Couple of Specific Policy Proposals to Inculcate a Culture of Non-Violence among War-Affected Children"
http://www.glocom.org/opinions/essays/20040105_inoguchi_couple/
 詳しい記事
 
Debates:
 
「憂慮すべき日本のエイズの傾向」
ダニエル・ドーラン (コミュニケーション・ジャパン代表)
  
ドーラン氏は、日本のエイズの傾向が憂慮すべき状況になりつつあると指摘。確かに日本は他国よりもエイズの感染率はまだ低いが、2002年来感染率が急速に高まっており、特にその傾向は若年層で著しい。しかも以前は輸血によるエイズ感染が多かったのに対して、最近は性行為による感染が大部分となっている。従って日本での問題への対処として、コンドームの使用の奨励や性教育の徹底を行い、政府が海外のエイズ問題への貢献と同様に国内の問題に目を向けることが必要である、とドーラン氏は強調する。
英語の原文: "Japan's AIDS Trend Looking Scary"
http://www.glocom.org/debates/20040105_dolan_aids/
 
Special Topics:
 
「日本の女性起業家について」 大河原愛子 (ジェーシー・コムサ会長)
  
大河原氏は、自分自身が過去40年にわたってビジネスにたずさわってきた経験から、日本の女性起業家が直面する問題、特に資金や人的資源の確保の難しさを指摘する。しかし最近では、65,000人もの女性起業家が新しいビジネスを起こし、日本経済の活性化に貢献しており、日本の将来は、既存の企業よりも女性起業家のようにこれまでと異なるやり方で成功する人達のためにある、と大河原氏は結論付ける。
英語の原文: "Montreal Forum: Story of a Woman Entrepreneur in Japan"
http://www.glocom.org/special_topics/colloquium/
20040105_okawara_mf2/
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