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注目記事 (2003/10/14)

Opinions:
 
景気回復の鍵となる日本の住宅市場改革」 島田晴雄 (慶應義塾大学教授)
  
島田氏は、なかなか回復しない個人消費の根本原因は、住宅問題にあると言う。高齢化社会を迎え、将来への不安が増す中で、人々が貯蓄を増やすのはある程度当然のことではあるが、日本の場合、住宅は売ることも貸すことも極めて困難であることから、しばらくすると事実上、資産価値が無くなってしまう、という特殊事情がある。この点が他の先進国と大きく異なる点であり、また世界の学者やアナリストを悩ませている点である。この背景には、戦後何十年と続いた持家促進政策があり、これはその限りでは大成功であったが、その過程で賃貸や中古住宅の流通を冷遇、阻害することになってしまった。住宅は立派な資産であることを人々が認知する必要があり、そのためには、賃貸や中古住宅の流通市場が機能するような政策が必要である、と島田教授は指摘する。
英語の原文: "Housing Market Reform a Key to Japan's Economic Recovery"
http://www.glocom.org/opinions/essays/20031014_shimada_housing/
 詳しい記事
 
Debates:
 
「小泉内閣を代表して道路公団と対決する石原国交相」
ショーン・カーティン (GLOCOMフェロー)、
ウィリアム・ストーンヒル (Japan Forum寄稿者)
  
石原国土交通大臣VS藤井道路公団総裁の対決について、カーティン氏は石原氏がこの問題に対して記者会見で国民に示した率直さやオープンさを高く評価する。その一方で、ストーンヒル氏は、小泉首相がこの問題をうまくマスコミに載せるように利用している点を指摘し、石原氏が老獪な藤井氏をどのように料理するかについて、一つ間違えると田中真紀子外相更迭の際と同じマイナスの効果を持つかもしれないと懸念する。
英語の原文: "Ishihara Confronts Japan Highways to Demonstrate Koizumi Cabinet's Vitality"
http://www.glocom.org/debates/20031014_curtin_ishihara/
 
Videos:
 
「カルロス・ゴーン・セミナー:9月25日」
宮尾尊弘(GLOCOM教授、情報発信機構長)
  
ゴーン日産自動車社長兼CEOは、国際大学の教授と学生およびテレビ会議システムを通じて参加した欧州の研究者と学生に対するスピーチで、国際経営について重要なポイントを説明する。第1に、国際化の流れの中で、多様性が価値を作り出す機会を提供すること、第2に違いを持った人々を交流させることが国際経営者の重要な仕事であること、また第3に異なった人どうしがお互いに対する尊敬と興味を示すことが成功の秘訣であることを強調する。最後に国際経営は心構えが重要で、常に学ぼうとする姿勢が、より良い国際経営者を育て、成功するチームを生み出すことに通じると結論付けている。
英語の原文: "Carlos Ghosn Seminar Summary: September 25, 2003"
http://www.glocom.org/special_topics/activity_rep/
20031014_ghosn_seminar/
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